時を経てその表情が変化していく無垢の木。
H邸ではその無垢材を構造や内装にふんだんに使用しています。
家族それぞれの時間や空間を考慮しつつ、皆が集う豊かな時間や空間も大切にしたプランです。
決断の連続ともいえる住まいづくりですが、H様はとても明確なイメージをお持ちであり、ほとんど迷われることがありませんでした。
大切になさったポイントは、棟梁の手刻みであること、体に害の無い天然素材を使うこと、日常の生活動線だけでなく、お孫さんが遊びに来た時の過ごし方や、将来の介護も考慮したプランであること。それらを盛り込んだ住まいづくりでした。
こだわりポイントの一つである手刻みは、棟梁が素材一本一本のくせを見ながら、配置や向きについて熟考し、カンナやノミで丁寧に加工していきます。そうした過程を経て職人の思いが素材の仕上げに現れると考えています。
また、その木が東京あきる野市で育ち、製材され、棟梁の手によって加工され、東京武蔵野の地でH様の暮らしを支える役割を担っていくことにも、大きな意義があると考えています。
H様御一家の新居での生活が、末永く笑顔あふれるものとなりますように祈念しております。ありがとうございました。
(守屋辰彦・笠原雅子)
建て替えをするなら守屋工務店様にお願いしたいと思っていました。
年齢を重ねても住みやすい家をもとめていました。住みやすいと思うことを伝えていくことから家づくりがはじまりました。
建築が始まると、地元の工務店様ならではの心温まる配慮があちらこちらにあり、安心して出来上がりを待つことができました。
住み始めて、あらためて住みやすく穏やかな生活が送れていることを実感しています。
ウッドデッキで過ごす時間、木に囲まれて過ごす時間、何にも変えられない時間になっています。